【自分自身の心地よいポイント】
前回は、セルフモニタリングの定義と
セルフモニタリングの高低による違い
について概要をお話しました。
セルフモニタリングテストでは
自分自身がセルフモニタリングが高いのか低いのかも
把握していただけたと思います。
ちなみに、私はどちらかと言うと
セルフモニタリングが高い方という結果でした。
今日はそのセルフモニタリングの高低による違いを
もう少し詳しくみていこうと思います。
〜外見の違い〜
セルフモニタリングが高い人は外見を大切にします。
ファッションや髪型に気を使ったり、
持ち物にこだわったり、
他人に与える印象に強く注意を払います。
一方で、セルフモニタリングの低い人は、
外見はあまり気にしません。
度が過ぎた状態だと、
かしこまった場にTシャツ、スニーカーで現れるなど、
第一印象で損をしてしまうこともあります。
〜趣味へのこだわりの違い〜
セルフモニタリングが高い人は、
人と一緒に楽しめる趣味を好みます。
映画やカラオケ、遊園地・キャンプなど
一般的に広く受け入れられている趣味を、
友人や仲間と広く浅く楽しむことが得意です。
一方で、セルフモニタリングの低い人は、
一つの趣味にのめり込む傾向があります。
他人に合わせて趣味のレベルを落とすよりも、
自分一人で突き進んで極めていきます。
俗に言うオタクですね。
独自の分野で一芸に秀でた人はこのタイプが多いです。
〜好きなタイプの違い〜
セルフモニタリングが高い人は、
世間的な評価や周りに自慢できるパートナーであるかどうかを
理性的に判断します。
一方、セルフモニタリングの低い人は、
感性で自分が好きだと思った相手を重視します。
〜コミュニケーションの違い〜
セルフモニタリングが高い人は
他人への気遣いや、自分と違うものを受け入れようと努めます。
そして、人との結びつきを大切にし、
柔軟さを活かして人間関係を円滑にすることを
重視します。
一方、セルフモニタリングが低い人は
哲学者のように頑なに自分のルールに従おうとする傾向があります。
一貫性や率直さを大切にしているとも言えますよね。
〜人生設計の違い〜
セルフモニタリングが高い人は、
学歴や職業などを重視し、安定を求めます。
年収の高い職業を選んだり、人生を堅実に過ごすことを大切にします。
一方、セルフモニタリングの低い人は、
自分のやりたいことを選択します。
それがドンピシャではまることもありますし、
無謀な挑戦をし過ぎて苦境に陥ることもあります。
チャレンジングな人生ですね〜。
〜セルフモニタリングと意志力の関係〜
セルフモニタリングはこのように、
高い人は高いなりに
低い人は低いなりに
長所・短所があります。
そしてこの強みを生かし、弱みを補いつつ、
両者の長所を合わせ持ってバランスをとる方法もあります。
その時に鍵となるのは「決断力」です。
セルフモニタリングの高い人は周りに影響されることが多く、
八方美人になりやすい傾向にあります。
これを改善するには、自分独自の判断基準を磨いて
自分で決断することを選択していくことです。
またセルフモニタリングの低い人は、
逆に自分だけの判断で物事を決めてしまうことが多いです。
そこで周りをよく観察する必要性を感じるかどうかはその人次第ですが、
自分と異なる価値観を上手く取り入れることで、
より高いステージでの「バランス」が取れます。
そして、中にはセルフモニタリングも低いけど、
決断力もなくて他人任せという人もいます。
自分の意見はないのに文句だけは言うという人です。
こうした人がいきなり自分と異なる価値観を取り入れつつ
自分で選択・決断するという領域に行くのは難しいので、
まずは八方美人になるか、
独善的に物事を進める「我が道を行く」な人になることから
始めてみてはどうでしょうか。
セルフモニタリングが高い・低い、
それ自体に良いも悪いもありません。
どちらにもそれぞれのメリット・デメリットが
あります。
大切なのは自分自身の心地よいポイントを
自分で模索していくことではないかと思います。
今日もお読みいただきありがとうございます。
このメッセージを必要としている人に届きますように。
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